第7回JOAS創作折り紙コンテスト結果発表

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過去のコンテスト


コンテストの概要はこちらをご覧ください。

受賞者

コンベンション参加者、JOAS評議員による投票(JOAS賞2部門)と、おりがみはうす代表山口真氏による審査(はうす賞)の結果、以下のように決定しました。(敬称略)

JOAS賞 特別テーマ部門:「JOAS公式キャラクター」

作品写真
「ラビットライダー〜チームJOAS」霞誠志

JOAS賞 干支部門:「馬」

作品写真
「幻想の馬」豊村高志

おりがみはうす賞(テーマ:アクション折り紙)

作品写真
(特別賞)「Angry Fish」Bernie Peyton

受賞者には、記念の楯と副賞1万円が贈られます。おめでとうございます。
おりがみはうす賞については、該当作がなかった年の次年度には1万円のキャリーオーバーが追加されます。これを受けて、本年度は副賞が2万円となります。

JOAS賞エントリー作品と投票結果

投票方法

コンベンション参加者は1人1ポイント。JOAS評議員は1人10ポイント(配分可)を投票できます。

JOAS賞 特別テーマ部門「JOAS公式キャラクター」エントリー5作品

ポイントは、3位まで発表しています。
作品写真
作品写真
  • タイトル:「折りひめちゃん」
  • 作者:佐々木伸治
  • 獲得票数:23ポイント(3位)

用紙・技法の説明 「15cm四方4枚、3.75cm四方1枚。ただし、顔と体はそれぞれ、両面折り紙を使う代わりに2枚重ねて折っている為、1枚で折る事も可能。なので色の違いはインサイドアウトでの表現です。顔、体、髪飾りは糊付けしています。顔は描き込みです。」

作品の説明 「最初に大体のイメージの物を折って、それをベースにキャラクターデザインし、更に折り仕上げました。」

作品写真
  • タイトル:「オリガミスト君/Mr. Origamist」
  • 作者:南島和英

用紙・技法の説明 「不切正方形1枚折り。インサイドアウト使用のため、表裏別色の紙を使用(裏白推奨)。普通の15cm四方の折り紙用紙を使用。これが一番ふさわしいかと思います。」

作品の説明 「折り紙のキャラクターといったら折り紙に目鼻(鼻はないですが)しかあるまい!と思ってつくってみました。結果的に、表色・裏白できれいに仕上がりましたし、この少し哀愁のただよう目が気に入っています。送付してある作品のように、手と目の数や位置は自由に変えられますし、正方形ですから色々な形に折ってみると面白いです。タイトルの"Origamist"という言葉ですが、部の先輩がつくってくれた造語で(僕は現在高校生です)、気に入ったので勝手に自称しております。これもまた、折り紙のキャラクターにはぴったりの名前だと思ってつかってみました。」

作品写真
  • タイトル:「子どもパンダのあそび」
  • 作者:眞鍋福利

用紙・技法の説明 「折り紙でブロックパーツを千個以上作り、組み合わせて作りました。」

作品の説明 「子どもパンダが親に笹舟の折り紙を見せているようすを作りました。顔を上げて、笑っているような表情にしました。折り紙はとても楽しいし、作った作品を見てもらうのはうれしいです。そんな気持ちが伝わればいいなと思います。」

作品写真
  • タイトル:「ラビットライダー〜チームJOAS」
  • 作者:霞誠志
  • 獲得票数:95ポイント(1位)

用紙・技法の説明 「用紙サイズ=(ウサギ)1:2の長方形(15cm×30cm)、(キックスケーター)1:3の長方形を2枚使用(8cm×24cm)、(メガネ)1:8+2/5の長方形(2.5cm×21cm)」

作品の説明 「折り紙製キックスケーターと自前の足を駆使する走り屋軍団、各メンバーはJOASの文字を折句のように、それぞれの色= <J=Jaune brillant(フランス語で[輝く黄色]の意味)> <O=Old rose (オールドは鈍く落ちついたという形容、褪せて薄くなった紅色)> <A=Asagi(浅葱色(あさぎいろ)、ごく薄い藍色又は薄い青緑、新選組が羽織等で使用していた)> <S=Sora(空色(そらいろ)、英語でいうスカイブルー)> に関連した名前が設定されておりJOASは4匹だけでも成立する。 〜という事でラビットライダーチームのリーダーは、キックスケーターを<折ったり・持ったり>する以外の役目は無いらしい・・・頑張れ!Old Rookie!」

作品写真
  • タイトル:「□くん(読み方未定)」
  • 作者:尾川知
  • 獲得票数:46ポイント(2位)

用紙・技法の説明 「同サイズの正方形用紙2枚複合」

作品の説明 「折紙のシンボルとして、正方形をモチーフにしたキャラクター。折紙をする手と、地に足のついた活動をする足をもつ。輪郭を柔軟に変えられるフレキシブルさも併せもっている。内部が中空なのは、折紙をとおしてあらゆるものを見通すJOASの姿勢を表現。」

JOAS賞 干支部門「馬」エントリー8作品

ポイントは、3位まで発表しています。
作品写真
  • タイトル:「幻想の馬」
  • 作者:豊村高志
  • 獲得票数:65ポイント(1位)

用紙・技法の説明 「揉み紙パール浅葱 縦80.85cm×横51cm 1枚」

作品の説明 「馬に関する造形はたくさんあって、ひとつに絞りきれなかったので、馬系幻獣をいろいろ混ぜてみました。それぞれ、ペガサス・ユニコーン・スレイプニル・ケルピーの良いとこ取りです。 今回、長方形用紙を使用しましたが、正方形の紙で作った場合、「一角天馬」もしくは「小さい翼の付いた6本脚の馬」が出来ます。」

作品写真
  • タイトル:「Horse」
  • 作者:Mindaugas Cesnavicius

用紙・技法の説明 「-」

作品の説明 「-」

作品写真
  • タイトル:「「馬」(蛇腹レリーフによる)」
  • 作者:南島和英

用紙・技法の説明 「市販の20cm四方折り紙をたてよこ36等分/蛇腹レリーフ自体は長方形であれば問題ありません。/レリーフの高さは2段を使用」

作品の説明 「蛇腹レリーフは升目状の浮き彫りを作る技術で、勿論沈め彫りも可能です。文字や立体絵などなかなか可能性の高い技術かと思います。(僕はこれでヨーロッパの地図をつくりました。)馬である必要があるか、と言われれば……まあ、別にないのですが、漢字の「馬」を出したら意表をついて面白いかな?と思って応募してみました。なお、外枠は、前川淳さんの「×BOX」をアレンジした「十字仕切り箱」のために考えたものですが、仕切りを取ったので「×BOX」の要素はなくなってしまいました。」

作品写真
  • タイトル:「四輪馬車」
  • 作者:板垣悠一
  • 獲得票数:53ポイント(2位)

用紙・技法の説明 「不切正方形一枚折り。蛇腹36等分ベース。使用紙、カラペ ベージュ、50cm×50cm」

作品の説明 「19世紀のロンドン辺りを走ってそうな辻馬車(のイメージ)がモデル。アンチ蛇腹を自称しておきながら、見ての通り大部分が蛇腹構造です。馬は22.5度系。馬部分の角の使い方はそこそこ面白くなったのではと自負しています。展開図もいずれ描く予定。」

作品写真
  • タイトル:「オモチャの騎士」
  • 作者:高橋志典

用紙・技法の説明 「クラフト紙(50g/m^2, CMC塗装, 90cm四方)1枚。折り上げ後、針金で補強。」

作品の説明 「「勇者になったこぐまを乗せて、木馬は動き出しました。」…という、オモチャ達の物語を想像していただければ幸いです。」

作品写真
  • タイトル:「水色ナイト」
  • 作者:松山哲也

用紙・技法の説明 「レザックの50cm1枚、蛇腹折りをタテガミに多めに利用」

作品の説明 「タテガミは一生さんの馬のタテガミとはチガイ、角を折り出しタテガミにしました。」

作品写真
  • タイトル:「ケンタウルス」
  • 作者:小菅章裕

用紙・技法の説明 「韓紙 95cm×95cm 不切正方形一枚折り」

作品の説明 「テーマ「馬」ということでケンタウルスを折りました。44等分の蛇腹で、弓矢、矢筒を含めて不切正方形一枚折りです。紙の重なりを少なくするために等分数を少なくすることを意識しました。角配置は左右非対称で、弓と鏃、箆が左手から、弦と矢羽は右手から出ています。」

作品写真
  • タイトル:「大流星鼻梁鼻大白上下唇大白」
  • 作者:堀口直人
  • 獲得票数:41ポイント(3位)

用紙・技法の説明 「55センチ正方形より」

作品の説明 「顔にインサイドアウトの入った馬を目指しました。やたら長い必殺技のようなタイトルは、馬の個体識別に用いられる指標で、本作のようなマーキングの入った馬をこう表記するそうです。」

おりがみはうす賞エントリー作品

審査方法

おりがみはうす代表の山口真氏が審査し該当作が選出されます。(テーマ:アクション折り紙)

おりがみはうす賞エントリー6+1作品

作品写真
  • タイトル:「バネ車輪」
  • 作者:豊村高志

用紙・技法の説明 「15cm四方のおりがみ 5枚複合」

作品の説明 「1 輪の切れ目の断面の片方を地面につけて、バネを圧縮しつつ、もう片方の断面を指でおさえる。2 指を後方へ、ズラすように放すと輪に戻って前方へ転がります。」

作品写真
作品写真
  • タイトル:「Diabolo」
  • 作者:Jorge Pardo(スペイン)

用紙・技法の説明 「縦横比2:1の紙を30枚複合」

作品の説明 「Modular model of 30 paper, is a moving model, it can stretch the points with a simple movement to lay flat joints, it is also possible to stretch blocks figure.」

作品写真
  • タイトル:「Dragon」
  • 作者:Mindaugas Cesnavicius(リトアニア)

用紙・技法の説明 「-」

作品の説明 「If you want to make the dragon flap its wings, hold the neck with one hand pull the tail.」

作品写真
作品写真
  • タイトル:「Moveble Origami Flower Rings」
  • 作者:Boo Hwi Chien(シンガポール)

用紙・技法の説明 「用紙サイズ15センチ角 16枚使用」

作品の説明 「It's a movable origami flower rings which is using 16 pcs paper (3 kinds of colour papers) to made it. The reason to use 3 kinds of colour papers to made the origami flower rings more attractive when move. The concept I used to create this origami is by combine/joint together all these 16 pcs uniform geometry shape of origami paper to form a model of movable origami.」

作品写真
  • タイトル:「武紙道くん」
  • 作者:高橋志典

用紙・技法の説明 「(武紙道くん1体分、全て折り紙用紙)/鎧…15cm四方1枚 兜、足、幟…7.5cm四方各1枚/刀、鞘…7.5×3.75cm長方形各1枚」

作品の説明 「紙相撲の要領で行う剣道です。鎧と足,鞘,幟を糊付けして本体を作り、それに刀を差し込み兜を乗せます。兜は伝承の「かぶと」を用いています。台の上に、2体の武紙道くんを向かい合わせに置き、台の端を指先で叩いて動かします。相手の兜を落とすか(面)、体ごと倒すか(胴)、刀を落とせば(小手)勝ちです。」

作品写真
作品写真
  • タイトル:「怪しい森の魔女」
  • 作者:松山哲也

用紙・技法の説明 「縦横30cmの和紙を1枚つかい、3等分に折り、一番上をドラゴンの頭につかい、真ん中は魔女の顔につかい、一番下を尻尾につかいました。」

作品の説明 「魔女の背中を開くとドラゴンになる。TVチャンピオンで神谷哲史さんが折っていた「黒い森の魔女」を参考にした。」

作品写真
  • タイトル:「Angry Fish」
  • 作者:Bernie Peyton(アメリカ)

用紙・技法の説明 「-」

作品の説明 「-」

※本作は、海外から参加されたBernie Peyton氏が本コンベンションで講習した作品で、正式にエントリーされたものではありませんが、本作のデザインと動き方に感銘をうけた山口氏が審査対象に推薦し、「特別賞」として選出されました。

※各作品の作品説明・コメントについて、応募時に寄せられた文章をコンテスト事務局で一部改変・編集しているところがあります。