展示作品には様々なものがありましたが、わたしにとって目立っていたのは、Chris PALMERさんです。写真だけで実物はありませんでしたが、ペンローズタイルや、ボロノイ分割などをモチーフにした作品もありました。
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今回展示したわたしの新作も、技法としては、彼の「非周期的平織り」と同じです。
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幾何学的作品では、Tom HullさんのHexagonal Iso-Area Landscapeも面白いものです。
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Joseph WUさんの象は、2枚組ですが、顔の立体感が見事です。
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Mark KIRSCHENBAUMさんは、相変わらず、フォイル紙を折りまくりです。
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Michael LaFOSSEさんは、錦鯉の他にも、蛙やカマキリなどに味を出していました。
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しかし、いろいろ優れた作品があった中で一番目立っていたのは、実は次の作品かもしれません。少なくとも、西川氏の意見はそのようです。6枚組の立方体が簡単な操作で薔薇の花になる作品で、実に面白いものです。
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会場では、いろんなひとに会いましたが、大津での国際会議に参加していたロシアのLitvinovさんとの遭遇にはちょっとびっくりしました。「4年前に大津で会いました」と挨拶してから、「国際会議の論文集は届きましたか」と訊いたのですが、危惧した通り「届いていない」との答えが返ってきました。何冊か持ってきていたので、その手持ちの中から一冊を渡しましたが、成安造形大の論文集の送付は、ホントにいったいどうなっていたのでしょう。
関係グッズの販売が、4年前より充実していたのも印象的でした。「折鶴の風鈴」や「折鶴のお守り」など、「わたししか持っていないのではないか」と思っていたものまでが棚に並んでいました。日本で探して見つからなかった「折鶴の模様のついた箸」(日本製)も手にいれて、それだけでもわたしには収穫のあった一日でした。