たかいひろあき【高井弘明】《人名》 恐竜折り紙の第一人者にして、「ギャラリーおりがみはうす」を支えるありがたいひと。
たかぎさとし【高木智】《人名》 折り紙文献蒐集の第一人者。氏ひとりのために折り紙に関連する古書の値があがっているという噂がある。
たかはまとしえ【高濱利恵】《人名》 折り紙界の母。折り紙で暮らしを飾ってン十年。「だって、折り紙はこどもの遊びじゃない」といった発言がトゲをもたないのはこのひとだけだ。
たけがわせいりょう【竹川青良】《人名》 「ムクムク」「コットンコン」など、簡単にして遊べる折り紙の第一人者。氏の作品がないと、講習会に引っぱり出されたときに困るひとは多い。そこのあなたもそうでしょう。白状しなさい。
たとう【畳紙】《名》 たとうがみの略。単に懐紙を指す場合もあるが、和服の包みなど、丈夫な紙をしっかり折って折り目を記憶させた紙のパッケージを指すのが一般的。
ちのとしお【千野利夫】《人名》 シンプルにして調和のとれた折り紙の第一人者。「シンプル」は語源的にいうと「ひと折り」であるが、氏の作品は実際にはひと折りではない(あたりまえだ) なお、コンプレックス(複雑)の語源は「たくさん折り畳まれた」である。「スーパーコンプレックス折り紙」は「やたらに折り畳まれた折り紙」の意になる。
ちゃたにまさひろ【茶谷正洋】《人名》 折り紙建築建築家。氏の数多い(ホントに多い)著作が「日本人は紙の家に住んでいる」との印象を海外に与えるのに一役かったとの話はデマである。
ちよがみ【千代紙】《名》 紋様などをプリントした和紙。童謡「雨が降る」の歌詞のように、折り紙(折り紙用紙)と同じ意味で使われることも多い。いせ辰、ゆしまの小林などが有名。
つだよしお【津田良夫】《人名》 コンピュータ的な設計では決してできない独特の作品を数多く持つ創作家。折り紙界にはなぜか昆虫を専門とするひとが多いがそのひとり。
つまみおり【つまみ折り】《名》 三角形の頂点それぞれの角二等分線と、その線が交差する点(内心)から三角形の一辺への垂線、この四つの線分を折り目にしてひだ状の折りを行う技法。文章で書くとなんだかよく分からない。この折りは最も基本的な折りの構造であり、折り紙設計の基本となる。海の向こうでは、Rabitt ear foldとも呼ばれるらしい。「つまみ折り」というのはどうも味気ない名前なので、今後「うさちゃんの耳折り」と呼ぶことにしたい。大の大人が「うさちゃんの耳折りがどうしたこうした」と言っていることを想像すると、世界平和も近い気になる。
てれびちゃんぴおん【TVチャンピオン】《固有名》 TV東京の人気番組。優勝すると美しい妻をめとって幸せいっぱいに暮らせる。
てんかいず【展開図】《名》 基本的な折り線を、折り畳まれていない状態で示した図。作品よりも展開図に見とれるようになると、折り紙設計の極意会得まであと一歩である。極意を会得すると紙に触れる必要のない境地に達するが、それが楽しいかどうかは分からない。
どうじんし【同人誌】《名》 なにを書いてもよいもの。